わたしの万華鏡

~ 職員のエッセイ集 ~
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作業療法士実習

エッセイ
毎年、夏休み期間中になると母校である愛媛十全医療学院から学生が検査実習を行うため来ます。その学生さんを見ていると、自分が学生だったころを思い出します。

    
 (掲載画像は2年生の学祭、カラオケ大会で披露した JUZENジャー PVより。)

 十全の作業療法学科の実習は2年の夏に検査実習を2週間と3年に上がる春休みに精神科実習を2週間行い、3年生になってからは2か月の長期実習を3回行います。
検査実習とは学校で習った可動域、筋力の測定方法やその他の検査を実際の患者様で体験をしていく実習で、それに伴い日々行った検査をデイリーノートと呼ばれる用紙に記入し、実習先の先生から学んだことなどをまとめていきます。
長期実習は、検査実習の延長で何故このような検査結果が出たのかを考え、その問題点を解決するためにどのようなリハビリを行うべきかを考えます。そして、そのリハビリを行っての変化を知るためにもう一度評価を行い、その結果をレポートにまとめます。また、スタッフ・患者様などさまざまな方とコミュニケーションをとることにより、卒業後すぐ臨床の場に慣れることが出来るようにします。

     

 僕は、3年の長期実習では山口の小児の施設、埼玉の身障の病院、大洲の精神科病院の3か所に実習に行きました。
埼玉での実習はレポートや課題などが多く、勉強が出来る方ではない僕にとっては調べることが多く、平均睡眠時間2、3時間でほとんど寝る時間もなく大変でした。そして、レポートや課題を提出しても直すところが多く見つかり、それを直すのも一苦労でした。しかし、その分だけ学校で習うことのできない実技やコミュニケーション方法などが習得出来、今の自分があるのではないかと思います。
また、大変なことばかりではなく首都圏ということもあり休みの日には東京に出かけることや、実習先の先生がいろいろな所へ連れて行ってくれて、とても楽しく実習が出来た場所でした。

他の2か所の実習先でもレポートや課題などが大変で寝る時間がほとんどなく、スタッフの方ともコミュニケーションがうまくとれませんでした。また、学生同士で比べられることが多く、出来の悪い僕にとっては精神的に辛くて何度も辞めようと思うことがありました。しかし、辞めようと思った時にいつも考えていたことは、今を乗り切ればあと1年後には同じ土俵に立てるのだから見返してやろうと言う気持ちでした。今思えばそれもまたいい思い出です。
    
    

 さまざまな場所で実際の患者様と触れ合ってみて一番思ったことは教科書通りの症状の方は少なく、患者様それぞれで異なる症状があり、そのためリハビリ内容もその人に合ったリハビリを考えなくてはならないということが分かりました。

      

 実習先の成績については勉強面ではあまりいい結果が得られませんでしたがコミュニケーション能力など人間性などを評価していただき、3か所ともぎりぎりで合格点を取ることが出来ました。
 
 学生の間では、どこの病院は良いところだとか辛いところだとかさまざまなうわさが流れています。松前病院は大変だけど勉強になり、いい実習先だと思われるよう今後も学生の指導にあたっていきたいと思います。


2013年09月
( 三好 雄一郎 / O.T. )


 ◎ 作業療法士の仕事内容 ◎  
作業療法士は、病気などで身体に障害を持った人や事故などで身体が不自由になった人に対して、医師の指示の下でリハビリテーションを行い、日常生活に必要な能力を高める訓練や指導をする仕事です。
英語では「Occupational Therapist(オキュペイショナルセラピスト)」と言うことから、略して「OT」とも呼ばれています。
一般的にはリハビリをすることが仕事ですが、リハビリといっても、精神的、身体的なリハビリ になります。身体的というのは、関節を動かしたり、筋肉を発達させる訓練を行い、早く通常の生活に戻れるようにすることになります。
精神的なリハビリというのは、考え方を変えたり、あるいは気分を発散させたりします。。どちらの場合も、しっかりと生活を見通して考えていく必要があり、ただ単に訓練をすればよいということではありません。



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