コロナウィルスに感染して

私はコロナに感染しました

当院で、コロナ感染罹患者が発生したと1月中旬に報告があった。当院スタッフ全員がPCR検査を受けた。私もその時のPCR検査で陰性だと診断を受けた。コロナに罹患したスタッフの気持ちは、つらいものだろうと、想像するしかなかった。

感染者が発生後、私の家庭では、感染予防は、手洗い、消毒、マスクを徹底的にし、人が多い場所には行かないようにしていたが、夜勤の後の翌々日の休日、寒気と発熱し、家族に私は、すぐに、自室にこもるからと自己隔離し、職場に連絡、かかりつけ医と保健所にも連絡し、1回目のPCRで陰性なので、翌日、かかりつけ医に見てもらってくださいと指導があり、その旨をかかりつけ医に連絡し、翌日の受診を予約し、その日は、家族にもコロナかもしれないからと、食事を部屋の前まで持ってきてもらった。トイレは、アルコール消毒を徹底的に実施した。食後の食器や触ったものは、手袋を家族にしてもらい消毒をしてもらった。翌日、かかりつけ医にて、PCR検査受け、結果、陽性との診断を受けた。

陽性が判明後、発熱が38℃前後の熱と寒気と頭痛があり、フラフラの状態で、職場、保健所に連絡、保健所の連絡後夜の20時まで14日前の状況説明があり、私自身、持病があったのと、敷地内の家族が高齢であるため、医療機関の入院か療養施設を希望し、翌日に医療機関の入院が決定したと、保健所から連絡があった。その時に、職場の院長先生やスタッフからの心配の言葉や励ましの言葉があった。

病院は大変な状況になっていたのにもかかわらず、「元気になって帰ってきて、元気な姿がみたい」とたくさんの言葉をもらいました。

医療機関に入院するために、保健所のスタッフの方が車で近所の人にわからないように迎えにきてくれ、入院することができました。医療機関では、主治医の先生や看護師さんが、病室を訪室するたびに、「なにか、心配事はないですか?聞きたいことはないですか?」と声をかけてくれた。

入院中、38℃~39℃の熱が続き、入院してから3日後にアビガンを服用し、熱は徐々に解熱したが、咳が出現し、CT検査後、まだらに肺炎があると診断を受け、ステロイドが開始となった。そのころから、味覚障害、臭覚障害があり、漢方薬が開始となり、2~3日して、味覚、臭覚が戻った。入院して、症状が軽快し、「退院できますよ」と主治医の先生から話があり、退院後の生活の不安があり相談する。「退院後は普通に生活してかまいませんよ。買い物や外出しても大丈夫ですよ。感染力が無いし、3か月は抗体がありますよ。3か月過ぎたら再感染に気をつけてください」と励ましのように説明を受けた。

私が入院中、家族は濃厚接触者なので、家の中を保健所からの指導を受け、消毒をしたり、家族で家事を分担し、1階と2階で会わないようにうまく生活していたことなど家族から毎日メールがきた。

この時に、家族や職場にどれだけ迷惑をかけたのだろう。感染ルートがはっきりしない、

でもどこかの場面で、うっかりしていたのかもしれないと自問自答をしていた。

症状が軽快し、自宅退院した日、知り合いが、職場でコロナ差別を受けたのを聞いた。すごくショックを受け、憤りを感じた。その人が言った言葉が「人が怖い」と言っていた。人の言葉は、勇気を与え、励まされます。反対に、凶器にもなります。コロナというウイルスは、目に見えないものです。どこに潜んでいるのかわかりません。

「私は、コロナになりました。」でも、誰のせいでもありません。インフルエンザもどこで感染したのかわからないことがあります。これは、ウイルスのとの戦いです。

私は、今後も、感染予防に気をつけて、コロナと戦うつもりです。

コロナも病気なので、医療従事者として、コロナになった人の気持ちを受けとめ、私が、勇気をもらった職場のスタッフ、入院した医療機関のスタッフの方々や家族や友人に恩返しができるように頑張りたいと思います。

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