興居島 中学駅伝2015

12月に松山市中学校駅伝競走大会が興居島であり、息子が2区を走るので応援に行ってきました。

2区は島の突先で2kmのコース、選手たちの移動はバス、私たち応援者は徒歩と決められていたので、当日は往復8kmを歩く覚悟をしていました。
その日はお天気も良く風もなく絶好のマラソンコンディションの中、港から綺麗な景色をみながらひたすら2区の応援地点へと歩きました。

着くとメガフォンを持った私と同じ年齢くらいの島の女性の方がいて
『2区の応援ですか?』 『どうぞ、ここに座ってください。』とキャリーを逆さにして椅子を作っていただき、座ったかと思うとすぐ 姫まどんな を『食べて…』と、毎年されている感じでした。
他にもタンバリン、マラカスが置いてあり、応援やる気満々の方でした。
2区の応援者は3組だけでしたが、その島の方のお陰でとても盛り上がりました。

『白バイが見えたら、ドキドキしますよー』とか
それぞれの子供の名前を大声で呼ぶ練習を皆でし、気合入っているなーと思っていたら、『3年前まで自分の子供も走っていたんよ』と、
さみしそうになりかけたかと思うと・・・この駅伝大会のルールを説明してくれました。
『自分のお子さんが来たら、触ったり追いかけたり並んで走ったりしたらダメですよ!!』とも。

12時15分過ぎ 先ほどまで座っていたキャリーに立ち、『がんばれーー』とみんなで大声を出して、目の前を走る子供ひとりひとりを応援しました。
しかし、さすがに我が子が来たら、隣で並んで走ってがんばれーとしてしまいました。

..*- ヽ(^。^)ノ (^^)/ ・*・!! !(^^)! …。・・

2区全員が走り終わると、選手はバスへ乗ってゴールまで戻ってしまいます。
私たち応援者はこれから来た道を歩いて帰らないと・・・歩いていると後方から『乗りませんか~』と島民の方の車が近づいてきて、数名すでに乗っていて、私も遠慮なく乗せてもらい、港までの帰りは楽でした。本当にありがたかったです。

島民の方の優しさ、お心遣いに触れ、まじかで息子の頑張りを応援することができて、その日はとてもいい一日でした。

(40代 看護師)

 

興居島(ごごしま)とは…

松山市の北西部に位置し、島は中央が大きくくびれ南北に細長い形をしています。

高浜港から2キロという近くにあり、フェリーで約10分。人口約1150人。
冬は暖かく、雪や霜の害がほとんどなく、また夏は涼しい風光明媚な島です。
柑橘類の温州みかんや伊予柑の名産地として有名です。

伊予小富士 をはじめ大小の山の連なりと、入り組んだ海岸線が高台からの眺めをすばらしいものにしています。

古くから伝わっている伝統芸能の「船踊り」があり、県の重要文化財に指定されています。

2016年02月

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