先日、高知県の牧野植物園へ行って来ました。
この植物園は高知県出身の植物学者牧野富太郎の業績を記念して、1958年(昭和33年)に開園されました。その後1999年(平成11年)には面積を拡大し、現在は17.8ヘクタール(東京ドーム4コ分)に3,000種類の野生植物を栽培・展示しています。
とにかく広いので、すべてを観て回る事は無理でしたが、時折吹く心地良い風の中、散策できとても気持ち良かったです。
今年は牧野氏生誕150年という事で、記念館の中では、晩年自宅で録音した先生の肉声が流されており、制作した標本や作業に使われた新聞紙やスケッチの原画や複製画などが展示されていました。
また、背広に蝶ネクタイ姿で山の中を植物採集する姿を記録した16フィルムも上映されていました。
驚いたのは生涯かけて収集した標本が40万枚にもおよびその整理作業が一部を残すのみとなったとはいえ、現在も研究者や大学の職員の方々の手によって行われているその事でした。
四季を通して楽しめそうなので、また別の季節にも行ってみたいと思いました。
調理師 N.T.