濃厚接触者 疑い

1月17日の夕方、「それ」は一本の電話と共にやってきました。

「濃厚接触者疑い」。

すぐにPCR検査を受け、結果を待たずにそのまま2週間の自宅待機が開始。
翌日出された結果は「陰性」でしたが、出勤も含めて外出禁止。

家では妻と部屋を分け、できる限りの接触を避けながらの生活。
入浴も最後、洗浄をして消毒を徹底。 トイレも同様。
なんの楽しみもなく、発症を恐れながら誰もいない家にいる憂鬱な日々。

変化といえば、毎日決まった時間に保健所から連絡が入り、体温と状態を報告する。
連絡を取ってくれる職員の方はものすごく優しく声をかけてくれて、ほんの一瞬でも気が休まるというかなんというか。
あとは陰性でかつ、体調も不具合ないため現場の状況を気にする毎日だったのですが・・・

3日後に37.3℃まで体温があがり驚愕!

すぐに保健所に連絡し本人希望であることを伝えて再度PCR検査を要請。
ここで驚いたのは、「保健所まで公共機関は利用せず自分できてください」ということ。
ほぉ、さすがにこのときは外出オッケーなんだ。。。。 噂のドライブスルー検査するのかな?
ドライブスルーで検査とか不謹慎ながらちょっとワクワクしながら保健所まで車を走らせ地下駐車場で待機。

ちょっとここで余談ですが、名前が呼ばれるまで待っている間、思った以上にPCR検査を受けにくる方を多く見かけました。
一人で来た方、家族連れ、その他・・・コロナを疑って真相を確かめにくる気持ちってはかり知れません。

さて、話を戻してそこで体験したこと。

検査はドライブスルーとかではなく、細かくパーテーションで区切られた部屋に通され、頭からビニール袋をすっぽりかぶり、
インフルエンザの検査のように鼻の粘液を採取する。

しかも綿棒のようなのを数秒刺しっぱなし!(汗

(担当の検査員の方に質問したところ、長く突っ込んでおくほうがしっかり採取できるとのことでした。)

検査が終わればすぐに帰宅。

このあと検査結果を聞くまでの時間が本当に、本当に長く感じました。
持病持ちであるが故、コロナになったら覚悟を決めてたのもあり

翌日の陰性報告は「九死に一生を得る」を猛烈に体験しました。
「まだ生きていいんやな」と心からいろんなものに感謝しました。

その後は体調に大きな変化もなく、2週間後仕事へ復帰。

しかし復帰後、数日で医療機関クラスターの発生の現場に立ち会うことになっていくのですが、これは他の職員の方々の体験談がありますので割愛させていただきます。
もちろん無事戻ってこれたことはこの時のためだ!と、全職員一丸となってクラスターという「戦場」を共に戦ったことは

今でも自分の誇りと自負しています。

世間ではコロナの脅威も希薄になりつつありますが、それ自体はまだまだ収まったわけではありません。
「対岸の火事」だった濃厚接触者やクラスターになり、それを制圧するところまで体験した今回の一件。

大変だったのは間違いないですが、そのぶんものすごく貴重な経験をしたのも間違いありません。
早くワクチンや特効薬が普及して、平穏な日々がもどってきてほしいと思う今日この頃です。