院内クラスター発生で周りへ影響したこと

全国でコロナウイルスが猛威をふるっている中、まさかまさかの松前病院でのクラスター発生。県内でコロナウイルス感染が流行ってきているとはいえ、まさか職場でのクラスター発生に驚くとともに、恐怖に怯えた。職場内の空気が一気に変わり、私達職員も保健所の指導を受けて、厳戒態勢で職務に臨んだ。濃厚接触者からは外れたものの、家庭での手指消毒の回数は増え、私は家中でマスク着用をするようになった。子供達には、職場でクラスター発生したとも言えず、家中でマスク着用している私を見て『お母さん風邪?』と不思議がられる毎日。一方、クラスター発生から数日後のある日、一通のLINEがきた。『〇〇さんのお母さん、松前病院にお勤めですよね?子供さん、学校にきて大丈夫ですか?』と。普段連絡を取り合っていない相手からのLINEにビックリするとともに、世間の狭さを感じた。変な誤解をあたえたくなく、我が子への影響を考え、『大丈夫です。きちんと保健所の指導を受け、子供の登校は問題なく、普通通りの生活をしています………』と柔軟な対応をした。世間は狭いもので、数日間の間に、〇〇さんのお母さんは松前病院に勤めていると話が広がったようで、何人ものお母さんから、同じ内容のLINEがきた。学校から帰ってきた我が子から、学校で親の職場の話になったとも聞いた。我が子には時間をかけて状況を説明し、安心感を与えた。定期的なPCR検査をして陰性が確認されているとはいえ、もしものことを考え、子供には週末友達と遊ぶことをやめ、習い事は休ませた。一刻も、早くコロナウイルスの終息を願う毎日だ。