先週少し早いですが、妹と休みが合ったので両親と4人でお彼岸のお墓参りに行ってきました。
お彼岸は雑節の一つで春分、秋分を中日とし、前後3日を合わせた各7日間の事を言います。
最初の日を「彼岸入り」最後の日を「彼岸開け」と呼びます。
私は今の仕事につき、お年寄りと接することでこの「お彼岸」と言う時期に敏感になったような気がします。
お供え物として作られる「ぼた餅」と「おはぎ」は基本的に同じ物で、春は彼岸の頃に咲く牡丹、秋は萩に由来すると言われています。
(左) 牡丹と牡丹餅 (右) 萩と御萩
もう少し詳しく調べてみたところ、 形の違いですが、牡丹は大きくて丸い花。萩は小さくてやや細い花。
そこで「ぼた餅」は大きくて丸い形に。「おはぎ」は小ぶりで俵の形に作られるそうです。
あんにも違いがあるようです。材料となる小豆は秋に収穫されます。取れたての小豆が使える秋は皮ごと使った粒あんに。冬を越した春は硬くなった皮を取ってこしあんを使っていたようです。だから「ぼた餅」はこしあん「おはぎ」は粒あんを使って作るそうです。
昔からお彼岸と言えば祖母がおはぎを作ってくれていたので、今では私にもその習慣があります。
今年も休みにおはぎ (昔から私の家ではどちらも〝おはぎ〟と呼んでいたのであえて〝おはぎ〟と言います) 作ってお供えしたいと思います。
(30代 PT)
2013年03月