レントゲンの暗室に入ると思い出すことがあります。
中学を卒業し住み込みで働いて、門限7時30分の厳しい寮生活をしていました。
看護学校、定時制高校に通うとてもハードな毎日を送っていた頃のことですが・・・
16才という年頃の女の子はチョコレートが大好き!! とにかく甘いものが食べたい!!! と頭の中は食べることばかり考えていました。
そんなスケジュールの中、チョコレートを食べる時間がない・・・いつ食べようか・・・考え、私は思いつきました (^^)/。
暗室の中です。
当時の勤務先では、一週間に1度くらい胃透視が行われ、7~10枚位のフィルムを現像するのは学生の私の仕事でした。
その頃の機械は現像定着たけで、あとは全部手洗いをして外に干して乾かしていました。
そのフィルムが全部でてくる約10分間、暗室の中で待っていなければいけなく、しかもカギをかけていて誰も来ないし、
〝この暗室だ!〟と思い
予防衣のポケットに板チョコを入れて、暗室に入り大好きなチョコレートを食べていました。
先生や先輩方にバレていたかはわかりませんが、その頃のとっておきの楽しみでした。
松前病院の現像はまとめてフィルムを流すことができ、チョコレートを食べる時間がないのでしていませんよ。
(40代 看護師)
2016年05月