最近のお気に入り

私がただ持っているだけで安心し、嬉しくなるもの。
その一つが本です。

相当の読書家と言うと格好がいいのですが、決してそうではなく、ちょっとした待ち時間などに読む程度のものです。
好んで読むジャンルは、歴史や啓発本といったものではなく、SFファンタジーやミステリーなどの現実とかけ離れたものであることがほとんどです。

そんな本ですが、最近ちょっとしたブームだった類の本があったので紹介したいと思います。
叙述トリックを用いた小説です。

叙述トリックとは、
「文章上の仕掛けによって読者のミスリード(誤解)を誘う手法。読者の先入観を利用し、誤った解釈を与えることで、読後の衝撃をもたらすテクニックのこと」
と紹介されています。

例えば『彼は一年生。まだあどけない表情だ。』
と記載されていれば、普通に読めば小学一年生を想像するが、本当は高校一年生であったりするようなものです。

 

 

そんな作品をいくつか読む中で、お勧めのものを紹介します。

『葉桜の季節に君を想うということ』  歌野晶午 さんの小説です。
ミステリーの色々な賞を受賞している有名な作品です。

普段あまり小説は読まないし、活字は苦手という方でもすんなり読める作品でお勧めなのは
イニシエーションラブ  乾 くるみ さんの作品です。
こちらは恋愛小説ですが、一部ではミステリーと言われることもあるそうです。

内容については、小説の特徴上、一切語らない方が賢明かと思いますので割愛しますが、
読んだ後「気持ちよくだまされた」と思うことあり、「違和感はあるけどどこがどうなっているのかわからない」と思うことあり様々ですが、楽しんで読書しています。

(40代 PT)

2014年01月