トゥクトゥク運転&乗車体験記

みなさんトゥクトゥクは御存じですか?

東南アジアの国タイ

 

私がこの国を初めて旅したのが1996年。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バックパッカースタイルの旅に嵌った旅でもありました。

(1996年10月2日。スコータイ遺跡にて悟りを開こうと奮闘中)

 

 

この時に初めて乗ったトゥクトゥク。

(1996年9月25日。この日、運命の出会いを果たしました)

 

当時のタイはまだこの乗り物が庶民の足として大活躍しておりました。

 

 

25年前のことです。

 

現在(2021年10月)、タイは当時と比べて驚異的な経済発展を遂げており、首都のバンコクでは高架列車、地下鉄等、交通インフラも整い、トゥクトゥクの存在は霞んでいる状態です。

しかし、この愛くるしい車体。

初めてこの国を訪れたツーリストは一度は乗ってしまうという重要な観光資源でもあります。

 

 

 

 

25年前に旅に魅了されて以来、何度も立ち寄ったタイ。

(2005年、カンボジアとの国境アランヤプラテートにて。カンボジア入国を前にワクワクが止まらない顔をしている)

 

 

私の中でトゥクトゥクの存在は珍しいものではなくなっていました。

 

しかし、このコロナ禍。

 

移動が制限され、ましてや海外なんて行けるわけがない。

 

そんな風潮の中、動きたくて動きたくてウズウズしている私に同僚が

 

 

 

 

「愛媛でトゥクトゥクのレンタルやってるよ。」

 

 

 

 

っと、素晴らしい情報を教えてくれました。

 

その直後、私は

 

 

 

「絶対借りる!」

 

 

っと、固く決意しました。

 

何度も乗り、珍しくない存在と化していたトゥクトゥク。

 

しかし、このコロナ禍、どこにも行けない状況。

 

トゥクトゥクは、貴重な存在となっていたことを思い知らされました。

 

帰宅後すぐに妻に相談。

 

妻も元バックパッカー。

 

トゥクトゥク経験者です。

 

そんな彼女が反対する理由はなく、我々一家はトゥクトゥクを借りることになりました。

 

このサービスを提供しているのは愛媛県伊予市にある奥島観光

奥島観光トゥクトゥクレンタカー | 奥島観光

 

2021年9月20日、我々一家は正午前に奥島観光本社に行きました。

 

到着すると既にトゥクトゥクはスタンバイ。

そして、近くの伊予港で運転の練習。

ハンドルが思ったより操作し辛く、

 

 

 

「慎重に運転しないとドエライことになるぞ!」

 

 

っと、焦ってしまいました。

 

そして、いざ出発です。

最初の目的地はふたみシーサイド公園

 

 

 

運転に不慣れな私は終始緊張。

目的地に着くまでには小さな峠を越えなくてはいけません。

 

スピードも出ないため、気付けば後続にはちょっとした渋滞が!

 

その度に路肩に停め、後続車に道を譲ります。

 

しかし、後続にいたドライバーの何人かは抜き去る際に

 

 

 

プッ♪

 

っと、軽やかにクラクションを鳴らし、「サンキュー♪」の合図を送って下さいました。

 

珍しいトゥクトゥクを見て、「あの車遅っせーなぁ!」っという怒りの感情が吹っ飛んでしまったのでしょう。

 

そんなわけで、無事目的地のふたみシーサイド公園に到着。

ここで小休止。

 

慣れない運転で緊張した心と体を鎮めます。

そして、再び発車。

妻がハンドルを握ります。

次の目的地は日本にある駅の中で海に一番近いと言われているJR下灘駅

 

青春18きっぷのポスターや、ドラマ、映画の撮影地として多くの作品に出ています。

多くの観光客がいる中、珍しい車体が駅近くに滑り込みます。

好奇に溢れた視線を浴びる我々一同。

 

若干スターになった感覚に陥ります。

 

もちろん皆さんが見ているのは我々一般人ではなく、トゥクトゥクというのは自覚しておりましたが。

 

ここで休憩と観光をしていたらレンタル開始から2時間経過。

レンタルは3時間の契約です。

 

そろそろ帰路につきます。

そのころには運転にも慣れ、道路沿いに広がるオーシャンビューを楽しむ余裕も出てきました。

 

 

うわぁ~!最高だなぁ!!

 

っと、思った頃には3時間経過。

 

我々のトゥクトゥク運転&乗車体験は終了しました。

トゥクトゥクは普通免許で運転可能であり、個人購入も可能ということです。

 

私、若干前向きに購入を検討しております。

 

スポンサーになってくださる方は、すごく前向きにご検討願います。

言語聴覚士 K.H.