先日、自宅の下駄箱の掃除をしていて、なつかしいピンク色の玉を発見しました。
これは13~14年前に子供が作った泥だんごです。
10年前、光る泥だんごという題名で北伊予から来ていただいた方に公民館で教えてもらったものです。
10年以上の時を経て、輝きこそ失われたものの原形をどどめていたことに驚きました。作った当時はボーリング玉のような艶がありました。
この週末にその時の記憶をたよりに再現してみることにし、作ってみたのが横の茶色の泥だんごです。
記憶に残っていたコツとしては赤い土で土台のだんごを作り、牛乳びんの口を使ってでこぼこを削って、その上に細かい土で何度もコーティングしていきます。ピンク色をしているのは、細かい土の代わりにチョークの粉でコーティングしたからです。
今では泥遊びをする子供も見かけなくなりましたが、当時は子供たちの間でちょっとしたブームになっていました。
今回作ってみて結構根気のいる作業だと気付き当時の子供たちの集中力に改めて驚きました。
当時は宝物のようにしていた娘にみせると「汚いから捨てとって…」と言われましたが、せっかく大切にとっておいたので捨てるのも忍びなく、しばらくは庭に転がしておいて、自然に土に帰るのを待とうと思います。
(50代 事務職員)
2017年08月